4~11歳のワーキングメモリトレーニング (コンピューターを用いた課題以外) レビュー

Interventions targeting working memory in 4–11 year olds within their everyday contexts: A systematic review

https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0273229718300789

Developmental Review 2019


メタ分析ではなく, 質的な分析

トレーニングはWMへの負荷を下げるような環境調整, 方略の指示なしのWMへの直接介入, 方略の指示ありのWMへの直接介入, WMへの間接的介入 (運動, 音韻意識, 想像遊び, 抑制課題) の4つに分類

訓練された課題への介入効果はあり(記憶負荷をあげても正答率はあがる)(特に言語性WM)

→ただし, 環境調整では変化なし。

近転移, 遠転移ともに報告する研究はあるものの一貫せず

幼児(4~6歳)では特に効果がありそう?

あがるという報告があるものの, 理論的背景はほとんど考慮されていない

コンピューターを用いた課題が含まれる研究を比べると、かなり乱雑にトレーニング研究がなされている印象


Yanaoka's research page

大阪教育大学で教員をしている柳岡開地 (Kaichi YANAOKA) のウェブページです。 子どもの認知発達に関心があり,実験や観察を通じて研究を行っています。 ※このウェブページは個人的な場所であり,所属とは関係ありません。 ※リンクいただける方はご一報ください。

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